ジタベリ

禁じられた恋は秋の葉だけが知っている

秋色に染まる島へとやって来たジータたち。島は紅葉シーズンということで観光客で賑わい、団長としての仕事を終えたジータはひとり森の奥へと訪れた。町の活気が嘘のように静寂に包まれたこの場所でジータは団長からひとりの女の子へと戻り、とある男とひとときを過ごす。
特ベリ特オンリー2のワンライで執筆した話です。

織部を分からせる未来ちゃんの話

R18/未来×織部/ふた×男/織虐/濁点喘ぎ
蒼人の身代わりとして織部に従うことになった未来。彼の部屋に連れ込まれ、押し倒されたのは──織部の方だった。どんな状況でも自分が主導権を握っていると思って疑わない彼に対し、静かに怒りを募らせていた未来はついに動き出す。圧倒的優位に立っていた者が、格下だと思っていた存在に分からせられるときが来たのだ。

オム・ファタール─破滅をもたらす男─

ジータはベリアルの“遊び”は許しているが、遊び相手が目の前に現れたらすると決めていることがあった。それは相手を実験材料にすること──。
夜遅くになっても家に戻らないベリアルに対してジータは位置の特定を試みる。そこには事件の香りが漂い、自らの手で救出することを決めたジータは協力してくれそうな者へと連絡を取り、ベリアルの監禁場所へと向かう。
これは父親と母親の血を色濃く継ぐ少女の狂気の片鱗を垣間見る話。

風邪っぴきにおうどんいかが?

オメガバース
風邪で寝込んでいるベリアルがいる寝室にトレイに土鍋をのせたジータがやって来た。その中身は体調不良の母を想って作った温かいうどん。優しさのこもった食事にベリアルの顔も自然と緩んでいくが、疑問もあった。風邪を引いた自分を前に──なぜかジータが嬉しそうなのだ。

優しさに包まれて

オメガバース
時刻は18時。開け放たれた窓から夏の香りを漂わせた爽やかな風がレースカーテンをふわりと膨らませる。そんな静かな空間に突如機械音が混ざり、ベリアルは愛しい娘へと顔を向ける。これは世間からは少しばかり逸脱した母娘のとある日のワンシーン。

林檎ー誘惑ー

特ベリ特イベントのワンライで書いた話
一人の時間がないから、と団員たちに言われ、今日は一日中フリーなジータ。けれどいざ一人になるとなにをしていいのか分からず、暇を持て余していると目の前に現れたのはベリアル。ジータは彼を見た瞬間にあることを思いつく「そうだ。ベリアルとデートをしよう」

不器用な愛情

オメガバース
学校帰り。ルシフェルの営むカフェに来ていたジータは店主であり、父親の弟である存在に父が母に向ける愛への疑問を口にしていた。悩む彼女に対してルシフェルはルシファーならば絶対にしない温和な笑みを浮かべながら、優しくジータを包み込む。

狡知を蹂躙せし禁忌の翼

R18/フォービドゥンジータ×アバベリ/ふた×男/♡喘ぎ/濁点喘ぎ
完全に悪に堕ちた少女はかつての仲間たちをその手で葬り、終末を邪魔する者は誰もいなくなった。全てが終わり、一緒に戦っていたベリアルの元へ歩み寄る彼女はまだ時間があるでしょ? と堕ちた者同士で最後の姦淫に耽る。

ジータさんとベリアルくん

R18/転生/ふた×男/♡喘ぎ/濁点喘ぎ
残業を終えた夜の帰路。ジータは恋人のベリアルを想い、やっと自宅へと帰ってくると自分以外の靴が一足とリビングから漂う料理の香りに今まで感じていた疲れが一気に吹き飛ぶ。逸る気持ちを抑えながら居間へと続く扉を開ければ、ジータを優しく迎えてくれる温かい存在がそこにはあった。