ジタファージタ

怖い夢を見たジータちゃんの話

ジタファージタ/ジータ星晶獣
ジータは時々不思議な夢を見る。別世界で生きる自分の夢。基本は楽しいものばかりだが、今回見たものは違った。知らない場所でなにかを抱えている自分。眼下にある首のない胴体、そして腕に抱く特徴的な銀色の髪。それがなにかを知ったとき夢と現の境界線が曖昧となり、絶望の闇があふれ出す。

衷心は涙雨に隠して

不破に悪魔召喚されたマリシャスは異世界での生活を続けていた。そんなとある日。不破と二人きりで歩いていると雨に降られ、マリシャスは羽を傘代わりにしてやるも、自らは濡れたい気分だからとそのまま。マリシャスの心の奥底の気持ちを隠すように雨は彼女を濡らしていく──。
『悪魔召喚したマリシャスジータちゃんに喰われる不破くんの話』と同じ設定です。

ルシファー、また婚約破棄されたの?

パラレル/ジタファージタ
「また婚約破棄されたの?」そうルシファーに聞くジータはこの国の王女で次期女王だ。年下で幼馴染でもある彼のことをいつからか異性として意識し始めた彼女は困ったように笑いながら言うも、ジータ自身、そろそろ花婿探しをしなければならなかった。結婚するなら好きな人と、心を通わせた人としたいという小さな願い。幼馴染として過ごせる時間も少ないと、意を決してルシファーに結婚する?と聞いてみるも……。

邂逅について

ジタファージタ/前世夫婦の特殊設定
降焔祭に参加するため、ジータたちはポート・ブリーズに向かっていた。前回は星晶獣フェニックスの騒動があり、その話をルシファーにすると彼は星晶獣ではないフェニックスの存在を口にし、ジータは魂の旅の道すがらに出会った火の鳥の話をルシファーに語りだす。

ルシファーの獣

ジタファージタ/ジータ星晶獣/シリアス
星の民ルシファーは意外と敵がいる。その天才的頭脳を危険視されたり、彼への逆恨みなど……。しかしそれらは彼への悪意を敏感に察知する一匹の獣によって防がれていた。獣の名前はジータ。しかしなにごとにも初めてはつきもの。
これは、彼女が初めて人を殺めたときの話。

チョコに隠された悪巧みを打ち砕け!

ジタファージタ/前世夫婦の特殊設定
バレンタインが近づき、艇内の空気も独特なものを感じる今日この頃。ジータはルシファーを迎えに行くために廊下を歩いていると、向こう側から目的の人物とベリアルがやって来た。ジータの存在に気づいたベリアルが声をかけるも、彼女の返答は自分自身も思っていなかった言葉で…!?

カカオポリフェノールにスクロース、そして愛情を。

ジタファージタ/ジータ星晶獣
今日は空の民の風習のひとつ。バレンタインデー。ジータもバレンタインということでルシファーに本命チョコを渡していた。彼は空の民の風習など興味はないと言いながらも食べてくれ、それに満足したジータは研究員たちにも配りに行くと言い出すが…?

星晶獣の守護者

ジタファージタ/ジータ星晶獣/女装・男装要素あり
素材集めと調査のためにとある島にやって来たジータとルシファー。粗方の作業が終わる頃には夕方になっており、今日は町の宿屋に泊まることに。偶然にも町では祭りが開催されていて、しかも男が女装、女が男装をするという不思議な祭りだった。
ジータはルシファーの女装姿が見たいという理由から、ルシファーはジータの押しに負ける形で祭りに参加することに。楽しい時間だけを過ごせると思っていたジータだが、偶然に偶然が重なった果てにふたりに魔の手が迫る。

猫耳生えたジータちゃんとファーさんの話

ジタファージタ/前世夫婦の特殊設定
大切な家族を取り戻すため、ジータは何度も転生を繰り返しようやくこの空の世界で全てを取り戻した。そんなある日、突如として猫の耳と尻尾が生えてしまう。それでも体調に異常はないと夜の見回り当番の仕事をしているとルシファーが来たが、彼の身にもジータと同じ異変が起きていた。