マリシャスジータちゃんに嬲られる俺の話

「んぶぅ! んん゛っ! ん゛おおぉ゛ぉ!!」
 俺はとある部屋で絨毯の敷き詰められた床の上に転がされていた。ここには依頼と補給のために寄った島でこの宿は秘匿性の高い宿。そういうコトをするには持ってこいだ。
 目隠しと猿ぐつわ。両手は背中で縛られ、足首も縄で拘束されている。そしてなにより、トロトロにほぐれたケツの穴には極太のバイブがみっちり入っていた。
 込められた魔力によって蠢くオモチャにはイボがいくつも生えていて、動くたびに腸内を刺激する。俺より年下の女の子に調教されたアナルはもう排泄器官というより立派なケツマンコだ。
 しかも女物の下着を穿かされているせいでバイブは抜けない。前も後ろも体液まみれで布が肌に張り付く。もう何回射精したか分からない。
 この姿にされてもう何時間経っただろうか。もしかしたら一時間も経っていないかもしれないが、視界を閉じられた俺に知るすべはない。
 いつになったら団長は帰ってきてくれるのか。もしかしたらずっと放置──なんてことはないと思いたい。けどあの格好をした団長は性格がドSだからなぁ……。
 俺の所属する騎空団の団長はまだ十代の女の子。俺よりかもずっと強くて、色んな立場の団員を引っ張る勇敢な人だ。
 だけど着る服によって性格が変わってしまうことがあるらしく、普段はファイターの格好をしている。
 そんな彼女は最近、狡知の堕天司ベリアルを思わせる服を着ることが多く、彼女専用の雌奴隷である俺は嬲られることが多い。嫌ではないが、このままだとドがつくほどのマゾになりかねない。いいや……もうなっている。
(団長……♡ だんちょぉ……! 早く帰ってきて……! オモチャじゃなくて団長のちんぽが欲しい……♡♡)
 バイブにはあの独特の熱がなくてひたすらに無機質な快楽を与えられるだけ。早く団長の極太熱杭で栓をされたい。オナホ扱いされてバコバコ穿たれて、ケダモノのように狂いたい。
「ただいま。イイコにしてた?」
「ンぉ゛ッ! オっ、ンぶぅ! フーッ! フーーッ!」
 扉が開閉する音と靴音。やっと団長が帰ってきてくれたことに俺は心の底から歓喜する。靴の音は俺のそばで止まり、横向きに倒れていた俺の腹を押すと仰向けに体勢を変えられた。さらに目隠しと猿ぐつわ、手足の拘束を外され、床に放られる。
 今まで目と口に接していた布は涙や唾液でぐっしょりと濡れて色が変わっていた。
「アハハッ♡ 酷い顔。そんなにコレ、気持ちよかったんだ?」
「ぃ゛、ひ!? あ゛っ!!?♡♡ や゛らッ♡ それダメっ♡ んお゛っ! オッ! ♡ バイブっ♡ 団長にごちゅごちゅされてっ♡」
 俺の脚側へと移動した団長に脚の間でブルブル振動する棒をぐいぐい♡ と押し込まれて腹が苦しいし、行き止まりがオモチャ亀頭にこじ開けられそうで少し怖くなった。
「やらっ、団長のちんぽが欲じい゛っ! バイブはもうっ……ゃぶ、え゛うぅ!?」
 アナルを責めていた片足が動き、パンツの中で大きく反り返り、はみ出している愚息を──団長は思い切り踏んづけた。
 瞬間、雷が激しい音を伴いながら体を貫いたような気がした。踏まれただけならまだしも、上下に動かされてこれではまるで足コキ。
 昼間は団長を慕う団員。夜は彼女の性奴隷として生活する俺の体は快楽にとても弱くなっていた。以前の俺ならば痛みで暴れるのだろうが、立派な牝穴に躾けられた俺は違う。
「あ゛お゛ッ!? イグッ、んぉ゛ぉ~~~~ッッッ!!♡♡ ぃ……んひぃ♡ ぉオ……ぃ…きもひいぃ……♡」
「他の団員が見たらびっくりしちゃうわね。仲間思いの優男が夜は私専用マゾ牝豚になってるんだもの」
「はっ、はひ♡♡ 俺はぁっ♡ ジータ団長の牝穴奴隷ですぅ♡♡ 年下女の子に踏みにじられてっ♡ アヘ顔晒す無様なメスですぅ♡♡♡」
 快楽堕ちした頭は平時では絶対に口にすることはない、下品ではしたない言葉を簡単に口にしてしまう。
 何回射精したか分からないズル剥けちんぽの先端を団長は左右にも嬲り、緩急をつけながら巧みに脚を動かしていく。
 絶え間ない刺激にまた射精しそうになるが、もう薄すぎて潮と勘違いするレベルじゃないだろうか。
「はー……飽きた」
「ぇ……?」
 あと少しでイけるというのに団長は酷く冷めた声で吐き捨てると脚を自然な位置へと戻し、軽くため息をつきながらベッドへと向かう。
 キングサイズのベッドは彼女を柔らかく受け止め、腰を下ろした縁の部分が沈む。俺に言ってくれればいくらでも人間椅子になるというのに……。
 無意識に残念がる自分を見つけて俺は息を呑む。想像以上に団長に調教されている……! たしかにマゾのケは元からあったけどここまでとは。
「だん……ちょぉ……」
 縄で縛られていたせいで痛む手足に気づかない振りをしながら俺は体を起こし、高級そうな絨毯の床を犬のように四つん這いになって移動する。
 動くたびに尻に挿入はいったままのバイブが揺れて腰が砕けそうになるのを必死になって堪えながら這う。
 彼女の前に正座を少し崩したように座り込み、目で懇願した。イかせてくださいと。
 あの男と似たガーネットの瞳が汚物を見るように眇められ、口は邪悪に歪められた。真性マゾ男の俺はたったそれだけで達してしまいそうだ。
 優しく蕩けるようなひとときと一緒に適度に俺をいじめてくれる普段の団長も大好きだが、この姿の団長もたまらない。容赦なく俺を性欲処理の道具扱いし、いたぶってくれるから。
「ん〜気分が乗らないのよねぇ……。私をその気にさせたらイかせてあげる」
 すると団長は腰を軽く上げ、下着と一緒にミニスカートを脱いだ。すらりと伸びた白い脚の間には萎えたままのふたなりちんぽがある。
 なにも反応していないのか、先走りさえ出ていない。団長はなにも言わないけど、ナニをすればいいかは分かる。
 俺は女の子の股ぐらに顔を寄せ、雄臭に思考が破壊されるのを感じながら陰嚢の皺をなぞるように舐める。団長の反応が見たくて視線を頭上へと向ければ、すべてを凍らせる絶対零度の目が俺を見下ろしていた。
 その瞳にたまらなく胸を掻き乱される。隠しきれない興奮は彼女への奉仕へと変換され、玉袋を手の中で転がしながら竿の根元へと舌を伸ばす。下から上へと往復し、全体を濡らしていく。
 でっぷりと丸みを帯びた肉笠を口に咥え、頬に擦り付けながら愛撫する。するとエグ味を感じる汁が滲み出てきた。美味しくない液体だが、団長のはたまらなく愛おしくて全部体の中に収めたくなる。
「ォゴ、ォ、ん、ウゥっ♡」
 太茎を片手で支えながら頭を前進させ、限界まで団長のペニスを喉へ受け入れる。苦しいし嘔吐きそうにもなるけど苦痛からもたらされる甘い毒は俺をどこまでもおかしくしていく。
 唾液と我慢汁をローション代わりにして頭部を前後させれば卑猥すぎる音が耳を犯す。
 団長をその気にさせるために必死になって奉仕を続けていると、不意に髪を撫でられた。一旦体を止めて彼女を見れば闇の聖母のような微笑みをたたえている。
「私にどうされて、イきたい? ベッドに上がって教えてちょうだい」
 団長の許しを得た俺は口から魔羅を放す。もう少しだけおしゃぶりしていたかったのは秘密。口も性器と化した今では彼女のモノを咥えているだけで気持ちよくてたまらないからだ。
 力の入らない下肢に鞭打ってベッドに上がると彼女に背を向ける形で尻を突き出しながら土下座し、べしょべしょに濡れたショーツを脱ぐ。アナルに刺さったままのバイブは魔力が切れたのかもう動かなかった。
 下着とオモチャをそばに置いて、縦に割れた牝穴を広げる。早くそのちんぽで塞がれたいと内部がヒクつくのが分かった。
 立派な雄膣と化したこの体はもう団長なしじゃあ生きられない。もし彼女に捨てられたら淫乱な男娼として生きるしか道はなさそうだ。
「だ……団長のっ、デカマラでおまんこ♡ されてアヘ顔晒しながらイき狂いたいっ♡ 団長の特濃ミルクで孕みたいっ♡♡ お願いします、早く、早く団長のちんぽ──ォ、ん゛ぉォぉ゛!?」
 下品な言葉の羅列を並べていると、瞬間息が詰まった。ズドン! と一本の雷が俺を貫き、呼吸の仕方が分からない。
 やっと、やっと団長が挿入ってきてくれた……! このときをどれほど待ち望んだか。
 怒張は俺を容赦なく串刺しにし、前立腺を責めながら奥をこじ開けるかのように刺突を繰り返す。
「はぎっ、はひぃ゛いぃ゛♡ らんちょぉの太いのれっ♡ ずぽずぽっ♡ もっと、もっと突い゛でぇぇ゛え゛!♡♡」
「ハァ……一回り以上も年下の子供に抱かれて、アヘって恥ずかしくないの?」
「ん゛ほッ♡ ほぉ゛お゛ッ♡♡ だんちょーの言葉責めでッ♡ ンおぉ゛お゛ッ! ♡♡ 牝まん゛こイ゛ぐう゛ぅ゛ぅう゛う゛ぅう!!♡♡」
 喘ぎ狂う俺とは対照的に氷のような団長に羞恥心を刺激された俺は己の無様な格好を想像して女の絶頂を迎えてしまった。
 射精を伴わない快楽は腰の辺りがふわふわして、ナカが蠢動しゅんどうすると団長のおちんぽの形が感じられたような気がした。
 脳内麻薬がどんどん分泌されて幸福感がこの身を包み込む。そこには人の尊厳なんてものはない。そんなもの、とうの昔に捨てた。
「お゛ひッ!?♡♡ らめぇっ! ごりゅごりゅきてりゅぅ♡ しゅごいぃぃ!! 孕むっ♡ んひっ゛♡ 団長の子供、れきちゃうぅぅ♡♡」
 俺はイったけど団長はまだ達していなかった。抜けるギリギリまで腰を引いた団長は一気に俺を貫き、二つの玉を俺の尻たぶにぶつけながら律動する。
 パンパン! と行為独特の音をリズミカルに鳴らしながら、背後で女の子の甲高い笑い声が響く。
「アハハハハッ! あなた面白いことを言うのね? いいわ。奥までしっかり子種注いであげ……るっ!」
「ひっ、ひぎぃい゛ぃいッッ♡ 出てるっ♡ んお゛っ♡ ナカだししゅきぃ……♡ 団長の孕み汁、びゅく、びゅく……でて、ゅぅ……♡♡」
 ゴチュン! と深く咥えさせられると、はち切れんばかりの陰茎からもの凄い勢いで灼熱の体液がブチ撒けられる。
 奥の奥まで満たす熱に最上の悦びを感じ、俺の意識は糸を解くように薄れていく。
 ああ、本当に幸せだ。このまま死んでもいいくらいに。
(意識が戻ったら、次はなにをしてくれるかな……)
 体力が尽きて意識が途絶えそうになりながら回復した後のことを考えてしまう辺り、堕ちるところまで堕ちてしまったのだろう。
 もう戻れないし、戻りたくもない。
 俺は──団長のオンナなのだから。