「ルシファー!」
夜もすっかりと更けた頃。研究所の通路を歩く男女の姿があった。男のほうはルシファーといい、この研究所の所長だ。
そしてその隣を歩くのはおさげにした金糸が可愛らしい少女の姿をしたジータという星晶獣で、彼の身の回りの世話をしている存在。
連日研究と実験に明け暮れるルシファーにそろそろ睡眠をとらせるためにジータは彼を強制的に研究室から連れ出し、部屋に連行している最中だった。
すると突然男の大声が廊下に響き渡り、視線をそちらに向ければ、鬼気迫る雰囲気を漂わせる研究員の男がルシファーに向かって突進してくるではないか。
その手には薬品の入ったフラスコがあり、ジータはルシファーを守るために駆け出す。
勢いのまま、顎めがけてサマーソルトキックをキメれば、呆気ないほど簡単に男は沈んだ。しかし、その際にガラス瓶が宙を舞い、彼女は頭の上から薬品を浴びてしまった。
トロミのある薬だったようで、体がベタベタして気持ち悪いと顔をしかめながら伸びている男を改めて見る。
この研究員はたしか最近ルシファーによって自分がしていた研究を凍結させられた人物。
だいぶ熱中していたのを思い出し、逆恨みでコトを起こしたのだと結論づけた。
騒ぎを聞きつけて集まってきた警備担当の天司たちに気絶している男を任せ、ジータはボウっとしたままのルシファーのもとへ戻る。
こんな騒ぎがあったというのに彼は全く気にしておらず、光のない目はジータに向けられてはいるが、彼女を見ているのか分からない。
「……不調はあるか」
見ていないと思っていたが、どうやら大きな反応はしないだけでなにが起こったのかは理解しているようだ。
「ううん。今のところ大丈夫みたい。でも気持ち悪いからシャワー浴びたいかも。……私は部屋に帰るけど、ちゃんと寝てね? お父さま」
「まったく……睡眠など非効率的だ」
「でも寝ないと頭が働かないよ」
彼らしい言葉に苦笑いを浮かべると、ルシファーの私室は近いから大丈夫だと判断したジータは彼と別れ、自分の部屋に向かった。
*
「ん……」
ルシファーと別れたあと、シャワーを浴びたジータは時間も遅かったのでそのまま眠りに就いていた。
しかし、意識の向こう側でなにやら違和感を感じ、ゆっくりとした速度で意識を浮上させる。
目を覚ますと寝ぼけ眼を擦り、むず痒い感覚がする場所を確認するために掛け布団を捲り上げると……。
「え……」
白色のネグリジェ、その下半身部分が盛り上がっているではないか。自分は雌なのでそんなふうになることはない。
そこでジータは数時間前のことを思い出す。薬を頭から浴びた。そのときはなにもなかったが、遅効性の薬だったのかもしれない。
生唾を飲み込む。恐るおそるスカート部分を捲ってみると、彼女の想像どおりのモノが生えていた。
「ひっ!」
悲鳴を上げそうになるが、時間を考えて咄嗟に口を押さえて声を殺した。警備担当の者たちが来たら困る。こんなモノが生えているところを見られたら……。
嫌な考えが浮かび、かぶりを振ることで霧散させると、改めてどうするか考えるが、頭の中がぐるぐると混乱してまともな思考ができない。
一番はルシファーに頼ることだが、きっと彼は寝ている。せっかくの睡眠を邪魔したくはない。ならどうするべきか。
「そうだ……べリアル……」
純粋無垢だったジータに性知識を植え付けた人物。彼ならばなんとかしてくれるかもしれない。
その結論に至ったジータの行動は早かった。靴を履くのも忘れ、部屋を出ると警備に見つからないように慎重に彼の部屋へと向かう。
天司長副官だった頃は居住区に彼の部屋はあったが、所長補佐官として研究所で働くようになってからは彼も研究所に私室を移したのだ。
息を潜め、真夜中の廊下を歩き続ければ、幸いなことに誰にも見つからずに彼の部屋へと辿り着いた。しかしここでジータは思い出す。
(しまった……! べリアルはお父さまの指示で島の調査に行ってたんだった……!)
ドアの前で頭を抱える。帰還予定は今日。日付的には帰ってくる日なのだが、いま、この時間にはいないだろう。
いや、でももしかしたら……。わずかな可能性にかけ、ジータはノックしようと片手を伸ばす。と。
「……どうしたの。こんな時間に」
扉が開かれ、中からべリアルが顔を出した。今の彼はいつもの白い軍服姿ではなく、黒い服を着ていた。
ボタンが一つしかないシャツは厚い胸板や割れた腹筋を惜しげもなく晒しており、正直目のやり場に困る。
普段ならば彼に恋する女の子らしく赤面するところだが、今のジータにそんな余裕はない。
いないと思っていた人物がいたことに安堵から半泣きになって彼に抱きつく。
ベリアルはジータをしっかりと受け止めつつ、なにがあったのかを聞こうとしたが、彼女が靴を履いてないことに気づいた。
なにか重大なことが起きたのだろうと推測し、ジータを部屋に入れると扉を閉めた。
「いったいどうしたんだい? なにかあった?」
「ど、どうしよう……」
「うん?」
「わたし……私──おちんちん生えちゃったの!」
「……なんだって」
べリアルがピシリと動かなくなる。涙に濡れた顔にある可愛い口から、いったい彼女はなんと言った?
「だから……おちんちんが生えちゃったのっ!」
「……オーケイ。落ち着こう。紅茶でも淹れようか?」
ベリアルの提案にジータは首を強く振って拒否すると、実際に見てもらったほうが早いと判断し、彼の手を引いてベッドへと向かう。
皺一つない真っ白なシーツの上にベリアルを座らせ、その隣に自分が座る。
ベリアルに騙される形で部屋に連れてこられたときを思い出すが、今は思い出に浸っている時間はない。
「じ、実はお父さまに逆恨みした研究員がいて……。撃退したら彼が持っていた変な薬がかかっちゃったの。そのときは問題なかったんだけど……」
「おやおや、これはご立派な……」
スカート部分をたくし上げ、局部を晒す。ピンク色のショーツから顔を出しているのは可憐な乙女についているのが不自然な男根だった。太く、血管が浮き出ていて色はグロテスク。
ベリアルはそれを見て口が緩んでしまう。事故とはいえ、これは彼にとって幸運なこと。ジータの処女だけではなく、童貞も頂けるとは。
「お父さまに相談しようと思ったけど、ずっと研究をしていたから寝かせてあげたいし、他に相談できるの、ベリアルしか思い浮かばなくて……」
「それは光栄だね。とりあえず一度ヌいてみようか。オレに任せて」
横に座ったまま彼は上半身を屈めるとジータの股間に顔をうずめ、大きく開けた口の中に彼女を迎え入れた。
ベリアルの口内は唾液でぬめっており、初めての感覚に悲鳴が漏れてしまう。
少しザラついた舌で敏感なところを撫でられ、頬の柔らかな部分に先端を押し付けられると勝手に腰が揺れる。
彼に女の部分を舐められたことはあるが、それとはまた違った快楽にお腹の奥が疼く。
それだけではない。尖らせた舌で小さな穴をほじられ、吸われるとなにかが出そうな感覚。
「べ、べり、あるぅ! 出ちゃう、出ちゃうからぁっ!」
「いいほ。はひても」
「ッ〜〜! っ、ッ……!」
びゅくびゅくとベリアルの口の中に射精すると、彼は火照った顔を上げた。
ジータを見ながら喉を何度も動かし、彼女が吐き出した精を一滴も漏らさずに体内へと収める。
その様子を見ているとジータのコアが熱を帯びてきた。格好いいとばかり思っていた存在の妖艶な姿。見たことのないベリアルの顔に男性部分に熱がこもってくる。
「ハジメテの射精はどうだったかな? おや……フフッ。まだまだ元気だねぇ。じゃあ次は……」
出し足りないと訴える屹立に愛おしげにキスをすると上半身を起こし、ジータの体をベッドに引き上げ押し倒す。
真っ赤に熟れた顔。快楽に甘く蕩けた目。雌として雄を誘惑する彼女の下半身には凶悪なモノが反り返っている。
ベリアルは舌で唇を舐めると再び屈み込むが、今度は口ではなく、服の中にジータを迎えた。
ボタンの内側に引っ掛けるようにして熱い棒を通し、男の膨らみで挟んでやる。
かつてジータがベリアルにしたように。
(ベリアルのおっぱい、男の人なのに柔らかい……! 見た目だけでもえっちで、それだけでまた出ちゃいそうなのにっ……!)
女と比べると薄いが、それを思いきり寄せながら扱かれると擦れる感触と視覚からの興奮でジータの陰茎から透明な愛液が溢れ、ベリアルの谷間を濡らしていく。
どこまでも淫乱な光景に自然と息が上がってしまう。
恥ずかしいとか、そういう感情は今の彼の前では一ミリも湧かない。ただひたすらに気持ちよさだけが脳内を支配する。
「あぅ゛、や、だめ……っ! また出ちゃうぅぅ!」
「早漏なキミも可愛いが、駄目だ」
「ひぃっ! ぁ、そんな強く、握られたらっ……!」
暴発しそうになったが、ベリアルはそれを許さない。ジータの根本をギュッと強く握ることで強制的に射精を止めたのだ。
もう少しでイケそうだったのに、と涙を流すジータにベリアルは妖しく笑うとボタンを外し、一旦ジータを解放した。
ガチガチに勃起したジータの陽根は先ほどよりも張り詰めており、いつ発射してもおかしくはない。
「出すならオレの中に射精してくれよ」
赤い宝玉をギラつかせ、見せつけるようにベルトを外し、ズボンを膝まで下ろした。ジータの欲望の塊を攻めながら酷く興奮していたのか、彼の熱も最大限まで膨らんでいた。
ジータは彼のモノを見て貫かれたときのことを思い出すが、今さっき彼は自分の中にと言っていた。いったい彼のドコに挿れるというのか。
彼は雄だ。雌のように受け入れる場所は──。いや、ある。ジータにもついている場所。星晶獣は排泄をしないので完全に飾りだけのモノだが……。
まさかそんなところに挿れるというのか。まだまだ性知識の浅いジータは戸惑うが、ベリアルがそう言っているのだ。大丈夫だと思いたい。
「いいかい? 自分の童貞が喰われるところをしっかり見て、記憶に留めておくんだよ」
「ぁ……ひっ、」
ジータに馬乗りになると不安げな顔をする彼女を安心させるように頭を撫で、神をも魅了しかねない声で言い聞かせる。
本来ならばジータのほうが長く生きているのだが、これではどちらが先に造られたか分かったものではない。
完全にベリアルのペースに乗せられたジータは彼に翻弄されるのみ。
ベリアルはジータの肉棒を手に取るとその熱に口角を上げながら後孔へと導き、ゆっくりと腰を下ろす。
徐々に飲み込まれていく分身を見て、ジータは喉を引きつらせた。
結構な太さがあるというのにベリアルの秘処はすんなりと彼女を受け入れ、肉襞で包み込んでやる。
数回腰を上下させ、内部の形をジータ専用に変えてやると精を搾り取るために動き出した。
「あ゛っ、あ゛! なにこれ゛ぇっ! ギュウギュウって、ん゛ぁぁ゛ぁ!」
「どうだい? オレのナカは気持ちいいだろう?」
「やだやだヤダぁ! イ……クっ、イッちゃうぅ! ん゛ふぁ、ぁ、あっ……!」
蠢く肉壁に童貞であり、一度我慢させられたジータが堪えきれるワケがなく。
「ンッ……! アァ、キミのリビドーを大量に感じるよ……。でもまだ消えないな。これは限界まで搾り取るしかないか」
顔から分泌物を大量に流すジータを見下ろすと、ベリアルは彼女の腕を引っ張ることで上体を起こした。
対面座位に変え、ジータが倒れないように背中に腕を回してやり、残ったほうは頭部へ。
上を向かせれば快楽に染まった目はベリアルだけを映していた。
(ベリアルの目……本当に綺麗……)
至近距離での見つめ合い。人によっては血のようだと忌むが、ジータは一度もそんなことを思ったことはない。
彼が天司の繭から誕生したそのときから、美しいと感じていた。
強く惹かれた。あのときは分からなかったが、もしかしたら一目惚れだったのかもしれない。理由はどうであれ、ベリアルに抱かれて気づいた感情。
無意識のうちにジータは腕をベリアルの首に回し、自分のほうに引き寄せた。
重なる唇。舌でノックすれば簡単に開かれ、彼の分厚い赤と絡み合う。
甘い雰囲気に飲み込まれ、脳髄がピリつく。快楽物質が矢継ぎ早に分泌され、ジータを幸福感で満たしていく。
「ん゛ふぅ゛!?」
幸せに酔いしれていると、下半身に衝撃が走った。彼が腰を動かし始めたのだ。ジータの形を覚えた肉筒は己のイイところを刺激しつつ、彼女を絶頂させようと締め付ける。
(ベリアルのお尻っ……すごく気持ちいいっ! こんなの、こんなの知ったらもう、)
女の快楽も魅力的だが、ベリアルの体内に自分の分身を挿入し、扱かれ得られる快楽も手放し難い。
結合部からはジータの吐き出した白濁が漏れ、裏筋を通って女性の部分へと垂れていく。キスをしながらの激しい交接に呼吸困難になりつつも必死になってベリアルに応える。
“好き”という感情が溢れ、止まらない。もっと彼を感じたい。彼に気持ちよくなってほしい。様々な感情が湧き出る。
「イクのかい? ジータ」
返事の代わりにコクコクと首を縦に何度も振るとベリアルは満足げに頬を緩ませ、ジータを自分の胸に抱きしめた。
ベリアルの香りや汗、コアの鼓動を感じたジータは迫りくる射精感に身悶えしながら熱をベリアルのナカに放出する。
どぷどぷと自身の体液が愛する人の体を満たしていくことに信じられないほどコアが反応する。嬉しいのか、ドクン! ドクン! と強い反応だ。
「ベリアル……」
「おっとぉ……? ふふ。今度はキミが動いてくれるのかい?」
ベリアルに導いてもらうのもいいが、自分の手で気持ちよくなってほしい。現にベリアルはまだ射精していない。
自分ばかりシてもらうわけにはいかないと、ジータはベリアルを押し倒した。真っ白なシーツは皺がいくつも出来ていて、その上に倒れ込むベリアルは酷く退廃的。
「初心者ならバックがオススメだが……」
「このままがいい。ベリアルの顔を見て動きたいの……」
「可愛いことを言ってくれるじゃないか。さあ、おいで。ジータ」
中途半端に脚に引っかかっていたズボンを床に放るとベリアルは腕を広げ、誘う。
ジータは抗うことなく体を彼の脚の間に滑り込ませた。何度も中出しをされ、濁った白に染まる窄まりに楔を打ち込むと、やっと帰ってきたと彼の媚肉が優しくうねった。
腰が蕩けそうになり、ベリアルの逞しい腹筋に手を添えて支えにすると、彼の長い脚がジータに絡みつき、離れられないようにしてきた。
その力も強く、大きな動きはできないが、そもそも挿れる側になったのはこれが初めて。
まともな動きかたを知らないジータには関係のない話。
ただ、ベリアルに求められている気がして酷く高揚した。このままコアがオーバーヒートを起こすのではないかと思うほどの熱量。
ポタリ、ポタリとジータの額から汗が流れ、顔の輪郭を伝ってベリアルの肌に落ちた。なにもかもが淫猥で、目眩がしてくる。
「キミの好きなように動いて。遠慮は要らない」
「うん……」
童貞を優しくサポートしつつ、ジータの緊張を和らげ、動くように促す。
探るようにジータは軽く腰を打ち付け始める。動くたびにベリアルのナカに扱かれて早々に達してしまいそうになるが、ベリアルをイかせるのが先だと我慢をする。
「はっ、はぁっ……ぅ、ん……あっ……」
自分のペースで動けるので漏れてしまう喘ぎ声も控えめだ。
「そうそう。その調子……んっ、そこ……!」
「ここがベリアルの気持ちいいところ……?」
ぷっくりと硬くなっている場所。そこを擦るように動かすとベリアルの顔が歪み、薄っすらと赤かった頬がさらに濃い色へと変わる。
これならベリアルをたくさん気持ちよくさせられる。そう確信したジータの行動は一つに絞られた。
「フ……フフ、っ、はっ……ぁ、イイ……イイよジータ。気持ちいい……」
「私もっ……ココを突くたびにベリアルが締め付けてきて、耐えるのが大変……っ」
「いいんだぜ? キミの好きなときにイッて」
甘い言葉に溺れてしまいそうになるが、ジータは堪えた。可能ならベリアルと一緒に達したい。
熱で思考能力が著しく低下し、下半身から這い上がってくる凄まじい快楽に堕ちてしまいそうになりながら、ジータはベリアルを高めるために動き続ける。
そうしているとベリアルから少しずつ余裕が消えていくではないか。
苦しそうに秀眉を顰め、老若男女を惑わす嬌声を上げ始める。控えめだが、女のようなそれを聞いていると、ベリアルの中で自身が大きくなるのをジータは感じた。
繋がっているところから発せられる粘り気のある音を楽しみながら、ベリアルを絶頂させるためにひたすらに腰を振り続ける。
「べり、ありゅう、もう、もうだめぇ……! イッちゃうよぉ……!」
「オレもだよジータ……さあ、一緒に昇天しよう」
ベリアルに腕を引かれ、彼の胸に倒れ込むと下肢が強く震えた。コアの脈動を聞きながらジータは目を閉じ、ベリアルの中に射精を続ける。
するとお腹辺りの布が濡れてきた。どうやらベリアルも達したようだ。
じっとそのまま動かず、互いに乱れた呼吸を整える。一旦は萎え、ベリアルから抜けてしまったジータの昂りは未だ消える気配がない。
いったい何回射精すれば消えるのか。ここまで考えてジータは少し寂しさを感じた。なぜこんな気持ちになるのかは分からない。元々付いていないモノなのに。
好きな人のナカに入り、一つになれるからだろうか。受け入れるとはまた違った感性。
「大丈夫? 一回終わりにして、また今夜するかい?」
ベリアルへの好意を自覚したあと、少しでも彼に可愛く見られたくて、髪型を変えるためにルシファーに伸ばしてもらった金色の糸。
それに指を通しながらベリアルは言うが、ジータは首を横に振った。
まだ、彼と離れたくない。もっと彼を愛していたいという気持ちが強くなり、膨れ上がるばかりだ。
「もっとしたい……。あなたを感じていたい……」
「……熱烈な告白に達してしまいそうなんだが」
「まだ達しちゃダメ……。ねえ、今度はさっき言ってたバックっていうのをしてみたいの」
「オーケイ。夜が明けるまでヤろうじゃないか」
二匹の獣は本能に従い、体を重ねる。誰も知らない夜の秘事は、まだ始まったばかり。
終