ふたなりジータちゃんがショタベリに搾り取られる話

「っ、あっ、ふぅ……! ……駄目。イケない……」
 夜のグランサイファー。ジータの部屋に備え付けられているバスルームにて。
 シャワーの水音の中に艶のある少女の声が混じる。裸のジータの手は自身の股間に伸びているが、ソコには女ならばないはずの男根があった。
 少女の股には似合わない凶器。カリ首は高く、血管が浮き出た陰茎も太い、女でありながら女泣かせの一品だ。
 彼女のこれは生まれつきだった。世界レベルで見ればジータ以外のふたなりもいるだろうが、出会ったことはない。
 そもそもデリケートな部分なのだ。簡単に他人に打ち明けられるものではない。現に半身のルリアにも言っていない。ビィと父親以外誰も知らぬ秘密だ。
 しかし……ある人物にだけは知られてしまった。その人物の名前はベリアル。狡知を司る堕天司だ。
 彼はジータの処女を奪いに夜、部屋に一人でいるときにやってきたのだが、そのときにふたなりというのを知られてしまい、ジータは処女喪失ではなく童貞を喪失することになった。
 ベリアルに奪われるまで知らなかった快楽。一度知ってしまったら戻れなくなってしまった。昼間は抑えられるが、夜になると毎日ではないとはいえ熱に体を蝕まれる日もある。
 ベリアルも分かっているのかジータが発情するに合わせて部屋を訪れ、腰を振り、ジータが気絶するまで精液を貪る。それの繰り返し。
 どうやらジータのモノを大層気に入っているのか処女だけは守られていた。
 ベリアルのオモチャにされている感は否めないが、処女を守れるならそれでいいし、さらに熱を解放してくれるならありがたいとジータは思っていた。もっと言えば自分が遊ばれている間は他の人間になにか起こることもない。
 定期的に訪れていたベリアルなのだが、ここ一週間ほど姿を見なかった。今までの頻度からするとあり得ない。
 彼が来なくても体の熱は否応なしにやってくる。なのでこうして自慰をしているのだがベリアルを覚えてしまった体は熱を放出することはない。
 かといって他の誰か……なんてことはできない。絶対に、だ。
 イキたいのにイケないという苦痛を感じながらもジータは処理することを諦め、我慢することにした。そうすればいずれ萎えるだろう。
 体を丁寧に洗い、シャワーを止めると浴室を出る。その顔が赤いのは……シャワーを浴びたからだけでないのは明白。

 じゅる、ずじゅっ。意識の向こう側でなにか音がする。下半身が熱い。覚醒し始めた意識でぼんやりと感じるも目を開けて確認するのが億劫だ。
 再び意識が混濁する──しかし、なにかを思い切り握られる痛みにジータの意識は完全に覚醒した。
「ひ、あぁぁっ!?」
 目覚めたことにより刺激がダイレクトに伝わり、ジータは悲鳴を上げた。甘い電流を感じた場所に目をやれば白いタオルケットがこんもりと盛り上がっている。
 股に、誰かがいる。一体誰が……? と恐るおそるタオルケットを持ち上げ確認すると、月明かりのみで薄暗いなか、赤い目と視線が交わる。
 闇にきらりと光るカーディナルレッドの持ち主はジータの反り勃つ陽根を口に咥えているが先端部分しか入っていない。
「君……だれ……?」
 ジータにこんなことをする人物は一人しか浮かばないが、目の前にいるのはどう見ても子供だ。顔は彼に似ている気がするが、彼は大人の男性だったはず。
「誰ってオレだよ特異点」
 先端から口を離し、にやりと笑う。口調は彼と一致するがその声は高く、激しい違和感を感じる。本当に彼──ベリアルなのか。
「ベリアル……? なんで子供……?」
「少し前に魔物との姦淫を楽しんでいたんだが……妙な体液を腹の中にブチ撒けられてね。体が縮んでしまったんだ。今のところ戻る気配もないし、そろそろキミのところに行かないと、と思って来たんだ」
 だいぶ溜まっているようだ。一人ごちるとベリアルは涙を流す傘を小さな手で弄りながら棒の裏側を真っ赤な舌で下から上へと往復する。
 ぺろぺろとアイスを舐めるように舌を這わされ、ジータは自分の手では感じられなかった快感に悶えた。
 ぶるぶると震えながら耐えているジータの顔をしっかりと見つつ、膨らんだ先端をかぷりと口に含む。小さな舌で穴を刺激し、強く吸って射精を促す。
「あぅっ! 強く吸っちゃやぁ! 出ちゃう、からぁ!」
「ふぁやくふぁせよ。ふぁまっへんらろ?」
「ふぁぁぁっ!? 喋らないでッ! 出る……でるぅぅぅぅッ!!」
 腰が浮き、目の前に星が散るのと同時にずっと燻り続けていた熱が暴発する。灼熱の白濁は容赦なくベリアルの口内を満たし、彼は嬉しそうにごくごくと喉を鳴らす。
 一生懸命に動かすが子供の小さな口には量が多く、飲み切れなかった精液が口元を伝う。
「あー……やっぱり特異点のふたなりザーメンの味は格別だ。オレが来ない間ずっとオナ禁でもしてたのかぁ? 量も多いしすごく濃い。達するかと思ったよ」
「ぁ……ぁふぅ……」
「なんだよもうトんじまったのかよ。ん~、だがコッチは大丈夫そうだな。今度は下の口に注ぎ込んでくれよ」
 起き上がったベリアルの体からタオルケットが落ちる。
 服のデザイン自体は同じなのだが、今の彼が着ているのは上下ともに半袖。一つしかボタンのなかったシャツは胸元から四つほどボタンがついており、肌を隠している。
 半ズボンから見えるしなやかな脚には黒い靴下が膝より下を覆っていた。今の外見によく似合う服装だ。
「あぁこの服? 見た目どおりにしたほうが背徳感があっていいだろ? なあ特異点。自分より少しばかり幼いガキに犯されるのはどんな気分だ?」
 ぼんやりと彼の姿を見つめていたジータに羞恥心が宿る。言われると確かに背徳感がある。
 中身は遙かに年上なのに見た目は自分より幼い。頭では理解しているが、感情が言うことをきかない。
 誘うようにベリアルは服のボタンを一つずつ丁寧に外し、はだけさせた。子供体型になったせいか以前の逞しい体から抱き心地のよさそうな滑らかな体に変化している。
 膨らんだ胸筋も割れた腹筋も今はない。どこを触ってもなだらかな柔い肌。
 全身の血が局部に集まっているのか、頭がくらくらとする。子供の趣味などないはずなのに。
 現にこれがベリアル以外の子供ならジータは誘惑されたりしないだろう。逆になにをしているの! と叱咤し、服をしっかりと着せる。
 だがベリアルに対してはそれができなかった。逆にもっと見たい、触れたいと思ってしまう。
「子供のオレに興奮するなんてキミもだいぶ変態だな。変態同士仲良くシようぜ?」
 ズボンを脱ぐとジータの下半身に馬乗りになった。本来の彼の男性器は大きくてグロテスクなのだが、現在の彼は子供にしては大きいがどこか可愛らしさがある。
「オレのナカきついかもなぁ~。まあ頑張ってくれ、特異点」
「ひっ──あが、ぁ……! ぁ、アっ……!」
 励ますようにジータの剛直を数回扱き、握って固定するとベリアルは腰を浮かせ、ゆっくりと下ろした。
 ここからはいつもと同じだ。慣らしてもいないのにベリアルの後孔は肉棒を容易く受け入れ、狭い孔をメリメリと広げていく感覚にジータは目を見開き、獣のような悲鳴を上げた。
 大人のベリアルよりもナカは狭く、苦しいが気持ちいい。肉襞がうねり、雄汁を寄こせと言わんばかりに締め付けてくる。
「ッ……はぁ、やっぱりガキの体だと苦しいな。ほぅら、動くぞ特異点」
「あッ、あ、ナカぁっ、熱くて苦しいのにっ、き、もちぃ……!」
 ジータを全て受け入れたベリアルは若干眉を寄せるが、上下運動を開始した。
 ギュウギュウと狭く、温かいナカに包まれると全身を抱きしめられている気がして思考能力を奪われ、なにも考えられなくなってしまう。
 ベリアルもまた、自分のイイところをごりごり刺激して快楽を貪る。
「あぅ! あ゛っ、あ゛! ふ、あぁんっ!」
「ヨがり狂って……そんなにオレのナカ、気持ちいいのかい?」
「き、もちいいッ! ベリアルのお尻キモチいいよぉ! おちんちん溶けちゃうよお!」
「お……ふっ、またデカくなりやがって……。もうイキそうなのか?」
「イク! イッちゃうのぉ! ベリアルのナカにいっぱい出し、あっ、あーーーーッ!!!!」
「くっ……!」
 頭が真っ白になり、呆気ないほど簡単に半身の欲が爆ぜる。
 どぷどぷと白濁液がベリアルの腸内に流し込まれ、ジータの腹にもベリアルの精液がかかった。彼は目を閉じて射精感と体内の熱に体を震わせ浸っている。
 焦点の定まらない虚ろな目をし、顔をあらゆる体液で汚したジータの口はだらしなく開いたままだ。犬のような呼吸を繰り返し、舌先からは唾液が滴っていた。
「もう終わりなんて言うなよなァ? まだまだ搾り取ってやる」
「ひぎぃッ!? イッた、イッたばっかだからぁ! やだ、動かないでぇッ……!」
 悪魔的な笑みを浮かべ、ジータに残酷な言葉を告げると精を吐き出したことで硬さが足りなくなった欲棒を咥えたまま再びベリアルは腰を振り上げ、思い切り落とした。
 強すぎる刺激にジータはあられもない顔で泣き叫ぶがベリアルがやめることはない。逆に楽しそうに笑い、その笑顔が子供の彼によく似合っていた。
「ホラがんばれっ♡ がんばれっ♡」
 結合部を欲にまみれた白で汚しながらリズミカルに体を上下させる。その度にジータの口からは濁点に汚れたケダモノの声があふれる。
 可愛くて頼りになるみんなの団長の姿はもうなかった。あるのは快楽に堕ちた哀れな少女のみ。
 もうイキたくないのに体は逆の反応をする。硬さを取り戻した熱い棒にベリアルは舌なめずりをするとジータのモノを思う存分楽しみ始めた。縮んだ体だからこそ普段は届かないところまで届くというもの。
「ああっ、クソッ! このオレがこんな小娘の雌ちんぽにハマっちまうなんてっ……!」
 欲を喰らいながら忌々しげに口にする。意識を朦朧とさせながら喘いでいるジータには届かない言葉だ。だからこそ彼は口にしたのかもしれない。
 堕天司である自分がたかが十年と少し生きただけの人間の娘にのめり込んでいる。プライドが許さないが、同時にそれでもいいと思えてしまうものがジータにはあったのだろう。
 だからこそこうして定期的にやってくる。名目上は彼女のため。だが蓋を開ければ……。
「はっ、またイッちまうのか? 特異点ッ! いいぞ! 全部オレが受け止めてやるよ! ほらブチ撒けろ、一緒に昇天しようぜ!?」
「う……うゥ゛ぅぅっ! イッ……グぅぅ゛ぅっ゛!!!!」
 本日三回目の射精。さすがに一回目より量は少ないが、それでも一般的な男に比べると多い。
 ジータの精液をたっぷりと飲み込んだ腹はもういっぱいなのか、自分の精液で肌を汚したベリアルが腰を上げるとゴポリと漏れ、脚を伝う。
「はァ……今日もよかったぜ、特異点。たまにはこういうのもアリだな……ん?」
 ジータの隣に寝転び、ぐったりとする彼女の髪を指先で弄っているとベリアルに大きな影が覆い被さる。
 光をなくした目には欲望の熱がこもり、肩でする呼吸は相変わらずの獣。開いた口からは唾液を零し、理性などなかった。
「べりあぅ……べりありゅぅ……」
「オイオイまだするのか? まあいいさ。オレのいない間イイ子で待ってたもんな? ご褒美をやるよ」
 ベリアルの胸に顔を埋め、甘えるように鼻をすんすん鳴らすジータの頭を撫でてやり、囁く。
 するとジータは顔を上げてにへらと笑い、白くなった棒をベリアルのアナルに突き挿れた。すんなりとジータを飲み込む穴は咥えるモノを見つけて喜びに締め付ける。
「べりありゅがいないあいだぁ、ひとりでシたけどぜんぜんイケなかったの……」
「そうかそうか。なら好きなだけオレのナカでイクといい」
 後頭部を抱きしめてよしよしと甘やかしてやればジータは嬉しそうに腰を振り始める。
 しかしいつもベリアルに騎乗位で搾り取られてばかりなので彼女にとってこれは初めての行為。拙い腰使いだが、まだまだ成長の余地はある。
「ハァ……♡ ハァっ……♡ べりある♡」
「お゛ッ!? ガぁ、っ……! キミぃ、オレを孕ませるつもりかぁ?」
「うん。はらんで……わたしのたね、もっといっぱいオクにしこんであげるからね……?」
 上体を起こしたジータはベリアルの両足を大きく開くとそのまま体重をかけてのし掛かった。
 深く結合し、ベリアルから油断の喘ぎが漏れ、この体位が世間でなんと呼ばれているかを思い出して口を歪めると、彼の犬歯が鋭く光った。
 理性をなくした獣同士の交尾はまだまだ続きそうだ──。

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