私の先生⇔悪魔の先生 - 8/8

あとがき

 ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
 今回のお話はオセロさんが描かれたベリアル先生の絵を見た瞬間に様々なシーンが一気に浮かび、書きたいシーンをなるべく一つのストーリーにすることを意識しながら完成させた話になります。
 ベリアル先生のドジっ子はもちろん演技です。先生が不良少女に転ばされるシーンは漫画『ザ・ファブル』の主人公が不良に絡まれたときにわざと痛がったりしていたのを思いながら書きました。
 痛そうにしているけど実際は痛くない。足の捻挫も安定の嘘です。ジータちゃんの気を引くために痛そうにしていただけです。
 ジータちゃんはそんなことを知らないので本気で心配して、相手に怒って……。ベリアルのためにも一度は離れようとしても結局は離れられずに、元どおり。

 ベリアルが先生をしている理由について。
 彼の行動の理由にはファーさんがいなければ……と思ったのと、インテリヤクザなベリアルを書きたかったので、ジータちゃんの身内にいるお偉いさんからの依頼という形で先生をしていることに決めました。
 余計な虫が付かないように、ってベリアルを送り込んだのに一番やばい人にジータちゃん惚れちゃったよ……笑
 本編の最後の方に書いたように真実を知ったジータちゃんがベリアルから離れても高校生活を見守ってきた実績は評価され、ベリアルの上司であるファーさんの手柄になる。
 全て知った上でジータちゃんがベリアルを選んでもお偉いさんは「まあ、ベリアルならいいか……」となってファーさんの評価に繋がる。つまりベリアルとしては本当にどちらでもいい。
 でも多少の愛は芽生えると思います。さすがにファーさんは超えられないけども。一緒に過ごして居心地よくなって気づいたら寿命で死ぬまでそばにいたりね。

 さて。今回の話では真実を知ったジータちゃんがどの選択を選ぶかは書いてないのですが、私の頭の中にはあります。仮に続きを書くとしたら、と考えたら浮かんだシーンがありまして。

ネタバレを読む

 ジータちゃんは警察官にはなれないので(身内にヤクザがいるので)、医者になります。最初は善良な女医さんだったのに夫であるベリアルにどんどん染まっていき、気づけばヤクザの人が頼る闇のお医者さんに……。
 夫婦揃ってファーさんのために尽力するようになります。……なんだかマリシャスジータちゃんの姿が浮かんできます。ベリアル堕ちと考えるとマリシャスなので。
 銀髪にドクタージョブの格好をしたジータちゃん。いいと思います。

 あとがきもそろそろ終わろうと思います。執筆開始から一ヶ月と少し。長い時間が掛かってしまいましたが完成させることができて本当によかったです。
 重ね重ねになりますがオセロさんには感謝してもしきれません。本当にありがとうございました。

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