織部くんを成敗した未来ちゃん

出口は8番 不破と未来の場合

休日。用事があって隣町へと向かったその帰りでの電車にて未来は織部と不破と偶然一緒になる。ボックス席に座る未来に対してふたりは当然のように同じ席に座ってきて、織部に絡まれていると未来に襲ってきたのは急激な睡魔。自分が起きているからと眠りを促してくる織部の言葉に甘えて目を閉じて意識を手放せば、未来は知らない空間で目を覚ました。そこにはなぜか不破もおり、自分たちが無限に続く地下通路に閉じ込められたと知る──。

彼と彼女の攻防戦

ある日の放課後。未来はひと気のない場所で織部に壁ドンをされている最中だった。まさかこんなことになるなんて、と未来は彼から離れようと体を押すがびくともしない。そんな彼女が取った行動は、

さんにんごはん─涼、感じませんか?─

『風邪を引いた織部を看病する未来ちゃんの話』の続き。
部活帰りの未来はいつも通る道の木に不破大黒が座り込んでいるのを発見する。体調が悪そうな彼を放ってはおけない未来は不破の家まで連れて行こうとするが、背後からは彼に恨みを持つ不良たちが…。